Amplitude Dataの変換機能では、一般的な実装ミスを修正するためにイベントデータを変換することができます。変換は、遡及的に行われます。いつでも作成し、すべての履歴データに適用できます。つまり、基礎となるコードベースに触れることなく、イベントデータに変更を加えることができます。間違いに気づいたり、変更したくなったりすればいつでも、過去と未来の両方で影響を受けるすべてのデータを、変換を使用して修正できます。
現在、Amplitudeのデフォルトユーザープロパティの変換はサポートされていません。
変換は、プロジェクトのメイン
ブランチでのみ実行できます。[Show transformations](変換を表示)トグルがオン
に設定されていることを確認してください。
注意:変換は、チャートまたはコホートが結果を生成するクエリ時間に適用されます。**これは、生データには影響しません。**SnowflakeまたはRedshiftの生データは変換による影響を受けません。
多くのAmplitudeユーザーは、余分な、または重複するイベント、イベントプロパティ、ユーザープロパティの整理統合が最終的に必要になります。変換は、このプロセスを容易にします。
この変換により、イベントを統合することが可能になります。2つ以上のイベントを追跡していて、それらを単一のイベントとして追跡したい場合に役立ちます。例えば、イベントcomment_reply_like
とcomment_share
を1つにまとめて、comment
というイベントにすることができます。
イベントを統合する際に、統合した後で元の2つのイベントを区別するのに役立つプロパティを追加することもできます。この変換は、構文が似た2つのイベントでデータのログを取っており、その代わりに同じ情報を異なるプロパティ値を持つ1つのイベントとして記録できる場合に役立ちます。例えば、イベントcomment_reply_like
とイベントcomment_share
を1つのイベントcomment
に変換します。すると、イベントcomment
は、新しいイベントプロパティcomment type
と、値reply like
およびshare
を持つようになります。
イベントを統合するには、次のステップに従ってください。
6. [Transform & Merge Events](変換して統合)モーダルのドロップダウンを使用して、新規イベントに統合するか、既存の別のイベントに統合するかを選択します。新規イベントに統合する場合は、ここで名前を付けます。次に*[Preview]*(プレビュー)をクリックします。
7. 上記ステップ5で、統合後のイベントに区別するためのプロパティを追加しない場合は、ステップ9に進みます。
追加する場合は、[Select Property](プロパティを選択)ドロップダウンから、区別するために使用したいイベントプロパティを選択します。[Next](次へ)をクリックします。
8. 次に、ステップ7で選択したプロパティに新しい値を設定して、選択したイベントをマッピングします。[Property Value…](プロパティ値…)フィールドに新しい値を入力して、[Preview](プレビュー)をクリックします。
9. 変更を確認し、[Merge](統合)をクリックして変換を完了します。
この変換により、イベントまたはユーザーのプロパティを統合できます。これは、同じ情報を追跡している、異なる構文で名前が付けられた2つのプロパティがある場合に役立ちます。
例えば、あるイベントプロパティがtitle
と呼ばれる場合と、TITLE
と呼ばれる場合があり、すべてのイベントで同じものを表しているとします。title
とTITLE
をTitle
に変換し、データを統合することで、整理できます。
同様に、あるユーザープロパティが、全ユーザーに対し同じものを表しているにもかかわらずname
と呼ばれるときとNAMEと呼ばれるときがある場合は、不明瞭になる可能性があります。name
とNAME
をName
に変換することによって、混乱する可能性を回避できます。
統合が可能なのは、イベントプロパティと他のイベントプロパティ、ユーザープロパティと他のユーザープロパティのみです。
イベントプロパティまたはユーザープロパティを統合するには、次のステップに従ってください。
この変換により、イベントおよびユーザープロパティ値の再割り当てが可能になります。この変換は、プロパティのドロップダウンに多くのスペルミスがあるか、または意味のない値がある場合に役立ちます。また、これにより、UIで非表示にしたり、別の値に変換したりすることができます。
例えば、true
とTRUE
の値をTrue
に再割り当てすることができます。
プロパティ値を変更するには、次のステップに従ってください。
プロパティ値の非表示設定は、追跡したいが、チャートでダッシュボードに表示したくない場合に役立ちます。プロパティ値を非表示にすると、その生データが削除されず、値はユーザーの個々のイベントストリームに表示されます。
プロパティ値を非表示にするには、次のステップに従ってください。
変換は永久的ではなく、変更可能です。いつでも編集または削除できます。
変換を編集するには、次のステップに従ってください。
変換を削除するには、次のステップに従ってください。
変換済みの値を削除しても、元のイベントは削除されません。
Need help? Contact Support
Visit Amplitude.com
Have a look at the Amplitude Blog
Learn more at Amplitude Academy
© 2025 Amplitude, Inc. All rights reserved. Amplitude is a registered trademark of Amplitude, Inc.