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クッキーと同意管理(レガシーJavaScript SDK)

レガシーJavaScript SDK

本ガイドでは、レガシーJavaScript SDKの動作について説明しています。**新しい実装については、現在のTypeScript SDKについて説明しているBrowser SDK 2 クッキーと同意管理ガイド**を使用してください。

新規のカスタマーは、新しいTypeScript SDK(Browser SDK 2)を使用する必要があります。既存のカスタマーは、最新の機能と改善点を利用するためにBrowser SDK 2への移行を検討してください。

このガイドでは、レガシーJavaScript SDKを使用する場合のAmplitudeのクッキー、ローカルストレージ、オプトイン/オプトアウトオプション、および同意管理(フランスのCNIL規制を含む)の動作に関して、機能的および技術的な情報を提供します。

推奨される移行

最新のクッキーと同意管理機能をご利用いただくには、Browser SDK 2への移行と、Browser SDK 2のクッキーおよび同意管理ガイドの使用をおすすめします。

Amplitudeのクッキー

クッキーとは、ユーザーのウェブブラウザに保存されるウェブサイトからのデータの一部です。ウェブサイトは機能的または技術的な目的で保存されたデータにアクセスするために、後でクッキーを取得します。初期化後、Amplitude SDKはプレフィックスAMP_で始まりプロジェクトAPIキーの最初の10桁で終わるクッキーを作成します。このプレフィックスは、SDKのconstants.jsファイル内にあるCOOKIE_PREFIX定数を使用することでカスタマイズできます。SDKはamplitude-client.js内のクッキーの値を定義します。

たとえば、次のようにプレフィックスにデフォルト値を使用する場合、

js
amplitude.getInstance().init("a2dbce0e18dfe5f8e...");

Amplitude Browser 2.0 SDKは、AMP_の次にプロジェクトのAPIキーの最初10文字が続く形式のクッキーを作成します。

以前のバージョンのSDKでは、cookieNameオプションを使用して初期化時にこのクッキーのキーをカスタマイズすることができました。この方法は現在機能しませんが、古いバージョンのSDKを使用している場合、クッキー名が標準の名前と異なる場合があります。

amplitude_cookie_testキーの後にランダムなbase64文字列のサフィックスが続く別のクッキーが表示された場合、SDKはそのクッキーを使用してユーザーがクッキーを有効にしているかどうかをテストします。このクッキーはテストの完了時にSDKによって削除されます。詳細については、SDKのbase-cookie.jsにある詳細を参照してください。

場合によっては、SDKがamplitude_test_cookieクッキーを削除しないことがあります。この場合、クッキーはクッキーリストに残りますが、SDKに使用されることはありません。このクッキーのキーは、SDKのconstants.jsファイル内にあるCOOKIE_TEST_PREFEX定数を使用することでカスタマイズできます。

クッキーは、SDKに関する以下のメタデータを追跡します。

  • deviceId:ランダムに生成された文字列です。
  • userId:ユーザーログイン時に、アプリがこの値をAmplitudeに送信した場合、Amplitudeはこの値をクッキーに保存します。ユーザを一意に識別するには、この値を設定します。Amplitudeはこの値をBase64でエンコードしてから保存します。
  • optOut:このデバイスをAmplitude追跡からオプトアウトするためのフラグです。このフラグが設定されている場合、Amplitudeはこのユーザーに関する追加情報を保存しません。
  • sessionId:各セッションに対してランダムに生成される文字列です。
  • lastEventTime:前回のイベントの時刻で、有効期限を決定したり、新しいセッションIDを作成したりするために使用されます。
  • eventId:イベントを区別するために使用される識別子の増分シーケンスです。
  • identifyId:識別コールを区別するために使用される識別子の増分シーケンスです。
  • sequenceNumber:イベントの順序付け、識別、およびそれらのシーケンス化に使用されるシーケンス番号です。

Amplitude JavaScript SDKがロードされると、クッキーにAmplitude device_idが含まれているかどうかをチェックします(ユーザーがリピートユーザーであり、前回の訪問でdevice_idを生成したかどうか)。含まれる場合、SDKはその値を使用します。そうでない場合(ユーザーが新規であるか、最近クッキーをクリアしている場合)、SDKはをランダムにdevice_idを生成し、それをクッキーに保存します。

クッキーのサイズ

クッキーのサイズは、最小60バイトから約120バイトまでさまざまです。Amplitudeはこれらのうち2つ(amp_*およびamp_*.organization.domain)を保存する可能性があるため、プロジェクトAPIキーごとにAmplitudeクッキーの安全な平均サイズは120バイトと想定してください。

有効期限

Amplitude SDKには、クッキーが期限切れになるまでの日数を設定できるcookieExpirationオプションがあります。 SDKバージョン7.0以前のバージョンでは、デフォルト値は10年でした。SDKバージョン7.0以降では、cookieExpirationのデフォルトは1年間です。ほとんどのブラウザでは、document.cookieを使用して設定するクッキーの有効期限は1~7日間に制限されています。

Amplitudeのクッキーを削除する

Amplitudeのクッキーをプログラムで削除するには、JavaScript SDKのclearStorage()メソッドを使用します。このメソッドを使用すると、すべてのクッキーがクリアされ、そのクッキーに保存されているすべてのメタデータが削除されます。

廃止されたクッキー

以下のクッキーキーは、最新のSDKバージョンでは非推奨となっています。

  • amplitude_id_<API_KEY>.your_org_domain:以前のバージョンのAmplitude JavaScript SDKでは、クッキーキーはデフォルトでamplitude_idに設定されていました。これは、6.0.0より前のSDKバージョンを使用しているプロジェクトで発生することがあります。この場合、クッキーキーはamplitude_id_<PROJECT_API_KEY>.organization.domainです。
  • amplitude_test.your_org_domain:Amplitude SDKは、このクッキーを使用して、クッキーが利用可能かどうかをより徹底的にテストします。デフォルトでは、キーはamplitude_cookie_testです。テスト終了後、SDKによってこのクッキーは削除されます。

LocalStorageを使用してクッキーを無効にする(オプトアウトクッキー)

このクッキーには、Amplitudeが正しく機能するために必要なデータが含まれています。 deviceIdsessionId、および直近のイベントのタイムスタンプが保存されます。この情報をユーザーのローカルストレージに保存するには、SDKのoptions.jsファイルでdisableCookiestrueに設定してください。

ローカルストレージに保存されたデータ

クッキーで管理される情報のほかに、Amplitudeはローカルストレージを以下の目的で使用しています:

  • オンラインイベント:SDKのoptions.js内にあるsaveEventsオプションが、これらのイベントを制御します(デフォルトはtrue)。 Amplitudeは受信したすべてのイベントを保存し、アップロードが成功した後にそのイベントを削除します。 falseに設定されている場合、Amplitudeがイベントをアップロードする前にユーザーが別のページへすばやく移動すると、イベントが失われる可能性があります。
  • オフラインイベント:SDKのoptions.js内にあるsavedMaxCountオプションは、オフラインイベントの数を管理します(デフォルトは1000)。 オフライン時にAmplitudeが1000件を超えるイベントを記録する場合、SDKは最も古いイベントをストレージから削除します。
  • 失敗したイベント:Amplitudeは再試行のために失敗したイベントをここに保存します。

Amplitudeはこのデータを以下のキーに保存します:

  • amplitude_unsent_<PROJECT_API_KEY>:未送信のイベントを格納します。この名前は、SDKのoptions.js内にあるunsentIdentifyKeyオプションを使用してカスタマイズできます。
  • amplitude_unsent_identify_<PROJECT_API_KEY>:未送信のidentifyコールを格納します。この名前は、SDKのoptions.js内にあるunsentKeyオプションを使用してカスタマイズできます。

ローカルストレージの制限

ローカルストレージへのアクセスは、サブドメイン単位で制限されています。たとえば、www.amplitude.comanalytics.amplitude.comなどのサブドメイン全体で身元不明ユーザーを追跡する場合、他のサブドメインを閲覧している間は、各サブドメインのdevice_idの値を使用できません。

Amplitude SDKは、SDKのoptions.js内にあるdeviceIdFromURLParamオプションで、クロスサイト追跡をサポートしています。このオプションをtrueに設定すると、SDKはURLからamp_device_idパラメータを取得できます。詳細については、「JavaScript SDK | クロスドメイン追跡」を参照してください。

自動的に取得されたその他のプロパティは、クッキーの代わりにローカルストレージを使用しても影響を受けません。詳細については、こちらの記事を参照してください

このアクションによりクッキーの保存は無効になりますが、Amplitudeはユーザーのブラウザのローカルストレージに同じデータを保存します。これは完全にオプトアウトしたいユーザーにとって有効なオプションではありません。

クッキーとローカルストレージ/セッションストレージを無効にする(オプトアウトストレージ)

クッキーを無効にし、ユーザーがローカルストレージとセッションストレージを無効にすると、Amplitudeは既存のIDを見つけることができないため、ユーザーがサイトを訪問するたびにそのユーザーのために新しいdevice_idIDを作成します。 ユーザーがログインしたり、その他の識別情報を提供したりした場合、AmplitudeのID解決システムはさまざまなdevice_id値をそのユーザーIDと結び付けます。 Amplitudeが識別子をマージできるようにするには、ユーザーは訪問ごとにログインする必要があります。

追跡を無効にする(追跡をオプトアウトする)

ユーザーはクッキーをオプトアウトしたい場合があります(これによりAmplitudeはクッキーにデータを保存できません)、また追跡を完全にオプトアウトしたい場合もあります(つまり、Amplitudeはユーザーの閲覧履歴のイベントや記録を保存しません)。Amplitude SDKは、この要求に対応するためのoptOutオプションを提供します。 プログラムで追跡をオプトアウトするには、SDKメソッドamplitude.setOptOut(true)を使用してください。

ブラウザの「追跡拒否」設定(DNTフラグ)

一部のブラウザには、すべての追跡をブロックすることを目的とした「追跡拒否」設定があります。Amplitudeはこの設定に準拠していません。DNT標準は広くサポートされておらず、何を無効にすべきかが明確になっていません。この設定を検討したい場合は、独自のコードを記述してDNTフラグをテストし、SDKでoptOutオプションを設定してください。

クッキーの同意管理

一部の管轄区域では、データを収集する前に、ユーザーが必須でないクッキーに同意することが義務付けられています。カスタマーが収集してAmplitudeに送信する個人データについて、必要な同意を取得し、必要な開示を行う責任はカスタマーにあります。また、カスタマーは、カスタマーの特定のユースケースとカスタマーがそれらを使用する管轄区域に基づいて、クッキーポリシーにおいてAmplitudeのクッキーをどのように分類するかを決定する責任を負います。

これらの管轄区域のいずれかでAmplitude SDKを使用する場合、ユーザーがクッキーの使用に同意するまでSDKを初期化しないでください。 SDKを初期化することで、Amplitudeの機能(クッキーストレージ、ローカルストレージ、イベントの追跡など)を有効または無効にできます。

これをサポートするため、JavaScript SDKではdeferInitializationオプションが提供されています(デフォルト値はnull)。trueに設定すると、SDKのコア機能(クッキーなどのローカルストレージへの保存を含む)とすべての追跡が、明示的に有効にするまで無効になります。SDKインスタンスは、amplitude.getInstance().enableTracking()を呼び出すまでストレージや追跡なしでロードされます。

amplitude.getInstance().enableTracking()を呼び出すと、AmplitudeはdeferInitializationオプションをfalseに設定し、client.jsのコードのように、設定したオプション値を使用してクッキーを作成します。

js
/**
 * Enable tracking through logging events and dropping a cookie
 * Intended to be used with the deferInitialization configuration flag
 * This will drop a cookie and reset initialization deferred
 * @public
 */
AmplitudeClient.prototype.enableTracking = function enableTracking() {
  // This will call init (which drops the cookie) and will run any pending tasks
  this._initializationDeferred = false;
  f(this);
  this.runQueuedFunctions();
};
/**
 * Saves deviceId, userId, event meta data to amplitude cookie
 * @private
 */
var _saveCookieData = function _saveCookieData(scope) {
  const cookieData = {
    deviceId: scope.options.deviceId,
    userId: scope.options.userId,
    optOut: scope.options.optOut,
    sessionId: scope._sessionId,
    lastEventTime: scope._lastEventTime,
    eventId: scope._eventId,
    identifyId: scope._identifyId,
    sequenceNumber: scope._sequenceNumber,
  };
  if (scope._useOldCookie) {
    scope.cookieStorage.set(
      scope.options.cookieName + scope._storageSuffix,
      cookieData,
    );
  } else {
    scope._metadataStorage.save(cookieData);
  }
};

これは、amplitude-client.jsのコードに示されているように、Amplitudeクッキーを持つユーザーには影響しません。ユーザーが同意した時点で、Amplitudeがクッキーを合法的に作成するための要件が満たされます。そのユーザーを追跡からオプトアウトするには、そのユーザーに対してすでに設定されているAmplitudeのクッキーをすべて削除してください。

Amplitude Analyticsのクッキーの存在により、Amplitudeがユーザーのイベントを追跡するかどうかが決まります。 ユーザーにこれが設定されている場合は、以下の点を考慮してください。

  1. cookieExpirationに短い有効期間を手動で設定すると、Amplitude Analyticsクッキーの有効期限が切れたときやユーザーがログインしたときに、amplitude.getInstance().enableTracking()を実行する必要が生じる場合があります。

  2. ユーザーがすべてのクッキーを削除した場合、ユーザーが次回アプリにアクセスするときに同意バナーが再び表示されます。Amplitude Analyticsのクッキーがまだ設定されていないため、処理はクッキーの同意を管理するセクションに従ったものとなり、deferInitialization = trueを使用している場合はストレージと追跡のオプションの初期化は待機状態になります。

  3. ユーザーが過去のある時点でAmplitude Analyticsのクッキーに同意していたものの、その同意が何らかの理由で期限切れになった場合(ウェブサイトのクッキーが削除された、同意追跡が期限切れになったなど)、Amplitudeはユーザーに再度同意を求めるプロンプトを表示します。ユーザーがこれを拒否する場合、Amplitude Analyticsのクッキーを明示的に削除する必要があります。それ以外の場合は、ユーザーの意思に反してユーザーの情報が引き続き収集されます。

プロジェクトごとにSDK初期化オプションを取得する

Amplitude JavaScript SDKを使用しているすべてのサイトで、どの初期化オプションが設定されているかを確認できます。サイトへのアクセスに使用するブラウザ内にあるJavaScriptコンソールから、次のコマンドを実行します:

js
amplitude.getInstance().options;

Amplitudeに、オプションとその値が並んで表示されます。たとえば、amplitude.comでは次の事項を確認できます。

Amplitude Event Explorer Chrome拡張機能のAPIオプション

Amplitude Event Explorer Chrome拡張機能を使用している場合、関心のあるプロジェクトを選択した後に、「APIオプション」タブから初期化オプションの値にアクセスできます。

Amplitudeオブジェクトインスタンスがwindowオブジェクトに保存されていない場合、この情報はコンソールやChrome拡張機能から抽出できません。 これは通常、JavaScript SDKの代わりにNode.jsを使用している場合に発生します。

コンソールのエラーは次のようになります。

ストレージオプションの説明

この表は、ストレージに関連する各オプションの概要を示しています。

ストレージ用の抽象化レイヤー

ストレージの抽象化レイヤー、利用可能なオプション、保存済みメタデータについては、AmplitudeのGitHubをご覧ください。

Amplitude は初期化時にオプションを設定します。 クッキーとメタデータストレージの場合、これはAmplitudeクライアントのInitメソッドで発生します。

js
this.options.apiKey = apiKey;
this._storageSuffix =
  "_" +
  apiKey +
  (this._instanceName === Constants.DEFAULT_INSTANCE
    ? ""
    : "_" + this._instanceName);
this._storageSuffixV5 = apiKey.slice(0, 6);
this._oldCookieName = this.options.cookieName + this._storageSuffix;
this._unsentKey = this.options.unsentKey + this._storageSuffix;
this._unsentIdentifyKey = this.options.unsentIdentifyKey + this._storageSuffix;
this._cookieName = Constants.COOKIE_PREFIX + "_" + this._storageSuffixV5;
this.cookieStorage.options({
  expirationDays: this.options.cookieExpiration,
  domain: this.options.domain,
  secure: this.options.secureCookie,
  sameSite: this.options.sameSiteCookie,
});
this._metadataStorage = new MetadataStorage({
  storageKey: this._cookieName,
  disableCookies: this.options.disableCookies,
  expirationDays: this.options.cookieExpiration,
  domain: this.options.domain,
  secure: this.options.secureCookie,
  sameSite: this.options.sameSiteCookie,
  storage: this.options.storage,
});
const hasOldCookie = !!this.cookieStorage.get(this._oldCookieName);
const hasNewCookie = !!this._metadataStorage.load();
this._useOldCookie =
  !hasNewCookie && hasOldCookie && !this.options.cookieForceUpgrade;
const hasCookie = hasNewCookie || hasOldCookie;

よくある質問

CNIL France - よくある質問

CNIL Franceに関するよくある質問

CNILに関するよくある質問は、法律上または規制上の助言を目的としたものではなく、Amplitude側によるいかなる保証または契約上の約束も構成するものではありません。Amplitudeは、この主題に関連する問題について、カスタマー自身が法的および規制上の義務に関する独立した法的助言を求めることを推奨します。

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